シンガポール、ローカルライフ。

ほぼローカル採用ですが、外国人はみんなエクスパット(駐在)と呼ばれています。よって、お付き合うする方々も結構エクスパットまたはエクスパットだった人だったりします。同僚の中にはローカルさんもいますが、ご家族がいらっしゃったり、ご自身のサークルがあるので、なかなかプライベートでご一緒することが難しいなぁと感じたのは私だけでしょうか。

お仕事で関わるローカルさんも、学歴レベルやお給料レベルが同等だったりするので、真のローカルさんとお付き合いする機会はなかなかなかったところ、シンガポール生活最後の一ヶ月で二度もHDBに泊まる貴重な体験をすることになり、真のローカルの生活を垣間見ることができた気がしました。

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HDBとはHousing Development Boardのことで、シンガポール政府の住宅購入支援補助制度のようなものです。

日本だったら団地かなぁ。ビルの集合体の一階には生活に必要なお店や簡単なスーパー、食堂っぽいレストラン「Hawker Centre」が入っていて、場所によってはクリニックなんかもあり、とても便利にできています。昼間にUncle(おじいちゃん)たちがたむろっている姿も見受けられます。コミュニティーです。バスの路線も必ずHDBに停まるようにようにルートを考えているようです。

購入できるのはシンガポール市民か永住権保持者(今では市民だけかもしれません)で、コンドミニアムよりも安く、家賃もお安い物件です。同じロケーション、間取りで、お家賃だったらコンドよりS$1000位お安いなんてことも。

もともと、コンドミニアムより質素だったようですが、今ではコンドに負けないくらい素敵なジム、プール、テニスコートなどが併設されているHDBもあり、有名どころでTanjong PagarのPinnacleなんて、入居するのに結構の倍率だと聞いています。

私のHDB体験は、7月に移った一軒家の家の鍵を持って出かけるのを忘れ締め出されてしまった夜、友人にすぐ連絡してお邪魔しました。

彼女はビジネスをいくつも経営している女性ボス。勝手にすっごいコンドに住んでいると思い込んでいたら、もらったアドレスに到着した集合住宅HDBでした。3LDKには彼女、お嬢さん、ご両親、お手伝いさん2名の6名が暮らしていて、手狭でした。

二度目は、4月に病室で知り合ったルームメイトの結婚式に前夜、翌日の結婚式は早く(朝7時)からアクテビティがあるとのことで泊めてもらいました。こちらも3LDK、ご両親、彼女、以前は弟さんが暮らしていたそうです。マスタールームにもバスタブはなく、コンドと比較するとかなり狭いかな。

両方とも20年以上前に日本で見たことがあったような古めの給湯器があって、かなり古い建物のようです。

ローカルさんのコンドにお邪魔したこともそんなになかったですが、エクスパットと呼ばれている方々のお家と比べると質素、節約かと感じました。これがローカルライフなのかもですね。

 

 

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